大型自動車第二種免許を持っていると、路線バスなどの旅客運送用の大型自動車を運転することができます。30人以上乗れる観光用のバスや路線バスなどが運転できるようになるのです。その他、旅客運送用の中型自動車及び普通自動車、代行運転用の普通自動車も運転することができます。
大型自動車第二種免許は、乗客の命を預かるという観点から試験の採点が厳しく、技能試験の合格率は10%ほどしかありません。また適性検査や学科試験も基準が高く設定されています。そのため大型自動車の第一種免許よりも上位の免許と考える人が多くいます。
実際に大型自動車二種免許を受けていれば、第一種免許で運転可能な自動車を運転することができます。つまり、旅客運送用ではない大型自動車、中型自動車、普通自動車、小型特殊自動車、原動機付き自転車も運転することができます。
大型自動車第二種免許を取得するには満21歳以上で普通免許の経験が3年以上あること、片眼で0.5以上、両眼で0.8以上(眼鏡・コンタクト可)の視力があること、深視力検査3回の平均誤差が20mm以内であることなどの条件があります。
まずは、大型自動車第二種免許に対応した自動車教習所に入校し、第1段階の技能講習と学科講習を受け全て終了します。次に、技能修了検定を受け合格したら仮免許証が交付されます。そして、第2段階の技能講習と学科講習を受け全て終了したら卒業試験を受けます。
卒業検定に合格したあとは運転免許センターで適性検査(視力検査など)を受け、それに合格すれば大型自動車第二種免許を取得することができます。自動車教習所の卒業証明書を持っていれば、運転免許センターでの技能・学科試験は免除されるので、試験はありません。
教習所に通う方法が一般的ですが、大型自動車二種免許の教習を受けられる自動車教習所の数はあまり多くはありません。短期集中で大型自動車二種免許を取得したい場合には合宿免許がおすすめです。現在お持ちの免許の種類にもよるのですが、すでに大型自動車の免許を持っておられる場合、最短8日で教習を終えることができます。また、けん引や大型特殊の免許についても合わせて教習を行ってくれる自動車教習所もあります。期間も短く、費用も安く抑えられる合宿教習で大型自動車二種免許を取得されてはいかがでしょうか。
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