合宿免許のメリットとデメリット

合宿免許とは何?

合宿免許とは、自動車教習所やその近くのホテルなどに宿泊しながら、自動車教習を受けるプランです。

合宿で短期集中のカリキュラムが組まれているため、効率良くスケジュール化された教習を受ける事ができます。

教習期間は、最短でオートマ車の場合14日、マニュアル車で16日程度です。通学の場合、短くとも1カ月ほどかかることを考えると、合宿免許は短期間で卒業できます。

教習のための料金の他に、宿泊や食事などの料金はあらかじめパックになっていることが多く、スムーズな教習が受けられるのが特徴です。

合宿免許のデメリット

とにかく早く免許を取得したい人に大変便利なのが合宿免許です。通学にくらべて短期間で自動車学校を卒業できるのが魅力ですが、あえてデメリットをあげるとすれば、合宿期間中に仕事や学業を休む必要があることです。

春・夏・冬休みといった長期休暇には自動車教習所も込み合い、教習料金も少し上がります。教習料金が少し下がる期間は、長期休暇を外した期間で、その間の合宿はどうしても、仕事や学校を休んで行くことになります。

また、合宿免許に入校している間、家に帰れないこともデメリットのひとつでしょう。住み慣れた家を離れての2週間程度は案外長く感じるものです。その間、教習所や宿泊所の周辺で行動することになります。宿泊する部屋が相部屋の場合には、プライベートな時間を持ちにくくなります。プライベートな時間を作りたい方は、個室対応が可能な合宿免許のプランがおすすめです。

宿泊する場所と自動車教習所が離れている場合には、空いた時間に自分の部屋でゆったりくつろぐ、ということができにくくなります。このような部分もデメリットとしてあげられるかもしれません。

あと、自動車学校によっては、現在お住まいの地域、実家がある地域に近い場合には入校することができない場合がります。それぞれの自動車学校が「この地域を除く」と特記事項として書いているので、その部分は確認する必要があります。

近所にある教習所だから行きたいと思っても、合宿免許で入校できないのはデメリットと言えるかもしれません。

合宿免許のメリット

合宿免許のメリットは、通学よりも一般的に安く、短期で自動車教習所を卒業できるところにあります。

急いで免許をとる必要がある人には、「とにかく合宿に参加しよう!」と言ってあげたいくらいです。通学の場合には数カ月かかってしまう場合にも、約2週間程度で教習所を卒業できてしまいます。

また、短期集中で教習を受けられるので、日々学ぶ運転感覚をきちんと積み重ねていけるのは合宿のよいところです。通学の場合、さまざまな都合で次の教習まで間が空くことがあります。せっかく運転に慣れてきたのに、久々に教習を受けたら細かい動作を忘れてしまっていた、ということが起こりにくいのも合宿免許のよさです。

さらに、一番込み合う春休みにも、短期間で自動車教習所を卒業することができます。

12月ごろから3月の終わりにかけては自動車教習所がもっとも込み合う時期で、この期間に通学で予約を入れるのはかなり大変です。なかなか思うように教習の予約を入れることができず、教習所卒業までの計画が立てにくいのです。

ところが、合宿免許は決まった日数のスケジュールで卒業することになっていますので、春休みのような込み合う時期でも予定通りに卒業できるように教習を組んでくれます。ただ、他の時期に比べると合宿教習の費用は高めに設定されている学校が多いので、そこは注意が必要です。どうしても、春休み期間に免許をとらないといけないという人には、合宿免許を早めに申し込むことをおすすめします。